こんにちは!
日本酒やワインがメルカリで売れた時、梱包の方法に悩むことありませんか?
普段そういった商品をよく扱っているなら慣れているかもしれませんが、たまに瓶ものを発送することになると「あれ?どうやって送るんだっけ?」となったりします。
割れ物の梱包はいつも以上に気を使わないと、配送中に割れてしまったなんていう最悪のケースも起こり得ます!
とはいえ、商品を梱包するのに必要以上に時間やお金をかけたくないという気持ちもありますね。
この記事では
・日本酒、ワインのボトル(720ml)の梱包の仕方を知りたい
・できるだけ安く瓶を梱包したい
・できるだけ安全に瓶を梱包したい
・ワレモノシールはどこで手に入るか知りたい
といった方に役に立つ内容になっています!
お酒のボトルをどのように梱包・発送するかを決めるには、何を優先するかによって方法が変わってきます。
以下にいくつかの要素を挙げてみました。
この中で一番優先順位が高いのはどれですか?
選んだ項目によって、梱包用の箱を「購入する」か「自作する」か変わってきます。
左側のブルーの項目の優先順位が高い場合は「箱を購入する」と良いと思います。
右側のピンクの項目の方が優先される場合は「箱を自作する」と良さそうです。
これから箱を「購入する」場合と「自作する」場合の両方を解説していきます。
ご自身の目的に合った方法をご覧ください!
ちなみにこの記事は720mlの瓶の梱包になります。
大きな瓶(一升瓶)ではありませんのでご注意ください。
梱包用の箱を購入する
お酒のボトルの梱包用の箱を購入するなら、どこで買えばいいか?
おすすめはヤマト運輸で売っているボトル専用BOXです。
理由は強度とコスパです。
ヤマトのボトル専用BOXは中が二重構造になっていて、ある程度の高さから落としても瓶が割れないようになっています。
そしてこのしっかりした箱が驚きの価格で購入できるのです!
お値段なんと、190円(税込)!!
安いです!
もっと安い箱があると思った方もいるかもしれませんが、100均などにはボトル専用の箱は見かけませんし、またあったとしてもペラペラの段ボールで強度がかなり不安です。
というわけでお酒のボトルの配送箱を買うならヤマト運輸のボトル専用BOXがオススメです!
ヤマトの営業所で買うか、WEB「クロネコマーケット」で購入できます。
購入した箱に商品を梱包する
それではヤマトのボトル専用BOXに商品を入れていきます。
梱包する商品は、日本酒720mlボトル(四合瓶)です。
この専用BOXは二重構造になっていて、箱の中に内箱が入っています。
引っ張ると取り出すこともできます。
内箱もかなり厚みのある段ボールで作られています。
これで保護されていれば、中の瓶も安心ですね。
万が一荷物を落としてしまっても商品が割れることはなさそうです!
商品を箱に入れる際には、念の為商品に緩衝材を巻いておきます。
瓶の破損防止と同時に、ラベルに傷や汚れなどが付くことも防げます。
これで箱に詰め込みます。
あとはフタをして開かないようにテープで留めれば完成です!
ちなみにこのボトル専用BOXのサイズは幅13cm、奥行13cm、高さ36cm。
3辺合計で62cmになります。
60cmを超えているので、配送サイズは80サイズになります。
これが60サイズの箱なら最高だったのですが、これだけがこの箱の惜しいところです。
ヤマト営業所で商品を発送
ヤマトボトル専用BOXで商品を梱包したら、いざ発送です。
80サイズの商品の発送は色々な場所で可能ですが、ヤマト運輸の箱を郵便局に持って行くのは少し気が引けます。
セブンイレブンやファミリーマートなどで発送してもいいんですが、ここはヤマト営業所からの発送がオススメです。理由は記事の後半で。
ヤマト営業所に入ると、写真のようなモニタとプリンタが置いてあります。
初めてだと少し戸惑いますが、受付にあるモニタ(写真左)でQRコードを読み込んで、そばにあるプリンタ(写真右)から出てきた送り状を商品と一緒にスタッフの方に渡します。
これで商品の発送作業は終了です!
よく分からなかったら、すぐスタッフの方に聞いてしまいましょう!
梱包用の箱を購入して発送作業を行うのは以下の方にオススメです。
ここまでが「箱を購入して瓶を発送する」方向けの手順でした。
梱包用の箱を自作する
次は梱包用の箱を自作して商品を発送する方法です。
こちらはこういった方にオススメです。
では箱を作っていきます。
まずはホームセンターやスーパーで段ボールをもらってきます。
その際に使用する段ボールは1.5Lまたは2Lのペットボトルの段ボールを用意してください。
ペットボトルの段ボールは梱包する商品(720mlの瓶)と大体高さが同じなので、これから紹介する手順で効率よく梱包用の箱が製作できます。
カッター、カッターマット、ペン、定規を使って作業をしていきます。
工程1:段ボールを広げて半分にカット
まず段ボールを一度解体します。
内側のダンボールの繋ぎ目を確認して、そこをタテにカットします。
段ボールを広げます。
展開した段ボールの半分の大きさで自作の箱が作れるので、広げた段ボールを真ん中でカットします。
工程2:箱内寸の幅に線を引き、天面・底面をカット&胴部折り曲げ①
半分に切ったら、印刷面を表にして、長辺が右側に来るようにします。
そして商品(瓶)を角に当ててサイズを確認します。
商品を置いた状態で、段ボールの角が垂直になるように定規を当てます。
そして箱の幅(内寸)を何cmにするか決めます。
瓶は梱包時には緩衝材(プチプチ)で包むので、箱の幅は瓶の直径よりも大体2cm余裕をもった幅にします。
幅を決めたら、ボトルを外してペンで印をつけます。
必ず立ち上げた段ボールが直角になるように定規をキープして、また横方向も折れ線と直角になるように気をつけてさっき決めた幅の位置にペンで印をつけます。
同様に上側も段ボールに定規を当てて90°にして、さっきと同じ幅の位置に印をつけます。
上下の印に定規を合わせて、タテに線を引きます。
引いたラインの延長線上で底面をカットします。
線を引いた胴部は後で折り曲げる用にカッターでスジを入れます。(絶対カットしないように!)
上部はラインの延長線上でカットします。
胴部のラインに定規を当てて段ボールに折り目をつけます。
工程3:箱内寸の幅に線を引き、天面・底面をカット&胴部折り曲げ②
同様に、今折り曲げた箇所の隣にもう一面作っていきます。
段ボールが直角になるように定規を当てて折り曲げて、天地と定規を水平にして、さっきと同じ幅(瓶の直径+約2cm)で印をつけます。
定規を上に移動して、上側も同様に印をつけます。
上下につけた印に定規を当てて、タテに線を引きます。
さっきと同様、底面はラインの延長線上でカット。
胴部はカットしないで、折り目用にスジを入れる。
天面はラインの延長線上でカットする。
胴部のスジ(ライン)に定規を当てて、折り曲げます。
工程4:箱内寸の幅に線を引きカット
ここで段ボールを上下ひっくり返して、短辺の方をカットしていきます。
やることはさっきと同じです。
折り目が垂直になるように定規を当てて、直角・水平に注意して、今までと同じ幅で印をつけます。
定規を上の方に移動して同じ幅の位置に印をつけます。
上下の印を結ぶように定規を当てて、タテに線を引きます。
線に沿ってカッターでカットします。
今までは胴部はカットしていませんでしたが、今回は天面・胴部・底面全て線に沿ってカットします。
工程5:箱内寸の幅に線を引き折り曲げ、天面・底面をカット、ノリシロを作る
再度段ボールの上下をひっくり返します。
そして最後の一面を作っていきます。
今までと同じく、幅の長さに印をつけるのですが、ココで大事なポイントがあります。
最後の面だけ、今までの幅の長さよりも2mm短く印をつけます。
定規を上に移動して、同様にこれまでの幅に2mmマイナスした位置に印をつけます。
上下につけた印を定規で結び、線を引きます。
底面はラインの延長線上でカット。
胴部はカットしないで、折り目用にスジを入れる。
天面はラインの延長線上でカットする。
胴部に入れたスジに定規を当てて折り目をつけます。
最後に貼り合わせ用の「ノリシロ」を作ります。
今折り曲げたところから3cmくらい右側をタテにカットします。
そして「ノリシロ」部分が台形になるように胴部上下を斜めにカットします。
これで胴部の加工が完了しました!
段ボールを丸めてノリシロで合わせてみると、ちょうど良さそうな箱になっています。
工程6:底面と天面の処理
あとは底面と天面の加工をしていきます。
まず、胴部の幅(外寸)を測ります。
段ボールを広げて、底辺から今測った外寸の半分の長さの位置に印をつけます。
手前の面と少し奥に移動して3番目の面に印をつけます。
2箇所の印を結んで奥の一面だけ残してカットする。
同様に天面も、胴部幅の半分の長さの位置に印をつけて、一面だけ残してカットします。
そうしたら、段ボールをノリシロ部分で合わせて(まだ貼り合わせません!)、押さえながらフタを閉じてみます。閉じる順番は、長い面が一番最後になるように閉じます。
フタを閉じて、長くなっている面をカットします。
フタの合わせ目を揃えたいので、フタを閉じた状態で重なり具合を横から確認して重なった部分の境界線にペンで印をつけます。
段ボールを開いて、今つけた2つの印に定規を当てて、カットします。
もう一度箱を組み立ててフタを閉じてみると、合わせ目がキレイに揃いました!
反対側も同様に、長い面をカットして合わせ目を揃えていきます。
フタを閉じて、重なっている部分を確認しながら印をつけます。
段ボールを開いて、2箇所の印に定規を合わせて、カットします。
これでカッターを使った作業は終了です。
あとは貼り合わせていく工程に移ります。
工程7:両面テープで貼り合わせ
両面テープを用意して、「ノリシロ」部分にテープを2箇所貼ります。
貼る面は印刷のない側に貼ります。
両面テープの保護シールを剥がして、段ボールを丸めて箱の形になるように貼り合わせます。
両面テープだけでは、粘着力に不安があるので繋ぎ目を布テープで補強します。
紙テープだと強度が弱いので、布テープがおすすめです。
続けて、底面も布テープで留めます。
これでほぼ箱として完成ですが、最後にもう一つだけ。
ペットボトルの段ボールは開けやすいように、側面に切り込みが入っていることがあります。
こういう箇所は強度が弱いので念のため、布テープで補強しておくと安心です。
これで瓶の梱包用の箱が完成です!
自作した箱に商品を梱包する
箱が出来上がったので、商品を梱包します。
瓶のままでは不安なので必ず商品に緩衝材(プチプチ)を巻きましょう。
次に箱の底に敷く緩衝材を作ります。
緩衝材を箱の幅を確認しながらカットして、四角く折りたたんで箱の底に入れます。
底に緩衝材を押し込んだら、続いて商品も箱に入れます。
さらに商品の上に載せる緩衝材も作ります。
さっきと同様に、箱の幅を確認しながら緩衝材をカットして、四角く畳んで商品の上に載せます。
あとはフタを閉じてテープで止めれば梱包完了です!
ちなみに、今回作った箱のサイズは高さ約32cm、幅・奥行きは約10cmでした。
3辺の合計が52cmなので、60サイズで発送できます!
重さも大事です
あともう一つ、重さも確認してみます。
というのは、重さによっては配送方法が限定されるかもしれないからです。
60サイズの荷物を発送する方法は2つあります。
「らくらくメルカリ便・宅急便」か「ゆうゆうメルカリ便・ゆうパック」です。
注意が必要なのがその重量制限です。
「ゆうパック」はサイズに関係なく一律25kgまで配送できますが、「宅急便」はサイズごとに重量制限が異なっていて、60サイズだと2kg以内でなければなりません。
ということで、今回発送する商品の重量を確認します。
1.364kgでした。
2kg以内に収まっていますので、これなら「らくらくメルカリ便」の宅急便で発送できます!
ヤマト営業所で商品発送をオススメする理由
では商品を発送しに行きます。
発送場所は「ヤマト営業所」に持ち込んで発送するのをオススメします!
理由はこのシールです。
お酒を配送する際には、荷物を横にしたり、ひっくり返したり、ぶん投げたり(!?)して欲しくないので、こういった注意シールを貼っておくと安心です。
ただ、いざこういったシールを入手しようとすると、結構難しいです。
100均なんかにも注意シールはありますが、デザインがおしゃれすぎて全然注意喚起の役割を果たしていない商品が多いです(個人の感想です。すみません)。
その点、ヤマト運輸の営業所に行くと、これらのシールを無料で貼らせてくれます。
プロの(?)シールですからデザインも間違いありません!
良さそうなシールを選んで貼り付けたら、これでお酒の瓶の発送作業は完了です!
まとめ
ということで、お酒の瓶の梱包方法を解説しました。
箱を購入するのか、自作するのか、何が優先されるのかを基準に判断してみてください。
ちなみに、箱を自分で作るのは大変そうと思った方もいらっしゃるかもしれませんが、慣れてくれば10分〜15分ほどでできます。
個人的には、ヤマトで購入しても190円なので、買ってしまったほうが早くて楽で安心ではあります。
お時間に余裕のある方は自作にもチャレンジしてみてください!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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