メルカリ公式の圧縮袋を使ったら衣類の厚みが4cm以下になって「ゆうパケットポスト」で配送可能になるのか？　　圧縮袋がメルカリ梱包に活用できるのか検証してみた

こんにちは！
筆者はメルカリ歴４年、YouTube「りょうちんのManuaLife」でメルカリ梱包や販売利益に関する動画を中心に更新しています。

この記事では
メルカリ公式の圧縮袋で衣類を圧縮すれば、厚みが「ゆうパケットポスト」で配送可能な４cm以下にできるのか？
を、５種類の衣類を使って検証してみました。

・圧縮袋でどれくらい衣類が薄くできるの？
・圧縮すればゆうパケットポストで配送可能になるの？
・圧縮袋はメルカリの梱包に活用できるの？
・メルカリ公式の圧縮袋はどんなもの？
ということが気になっている方に参考になる内容となっています。

メルカリ公式の圧縮袋

メルカリ公式の圧縮袋は、スマートフォンでメルカリのアプリを開いて
下部にある「出品」アイコンをタップして
「オリジナル梱包材を見る」をタップすると
メルカリストアに移動するので、そこから購入できます。
※PCからの購入はできません。

５枚セットで350円。つまり圧縮袋１枚あたり70円になります。
ただし、メルカリストアは購入商品の合計が3,000円以上にならないと送料500円がかかってしまいます。そのため、圧縮袋１セットだけを購入しようとすると
350円（商品代金）＋500円（送料）＝850円となり、結構割高になってしまうので要注意です。

圧縮袋をメルカリ梱包に使うとして、気になることが２つあります

この圧縮袋をメルカリの衣類の梱包に活用しようと思った時に、
気になることが２つあります。

この２つをしっかり確認した上で今後、メルカリで圧縮袋を活用するかどうか考えていきたいと思います！

まずこの記事では１つ目の
「衣類を圧縮したらゆうパケットポストで配送可能な厚みになるのか？」を検証していきます。
２つ目の検証は別の記事
「圧縮袋で衣類を圧縮したらシワシワで購入者からクレームが来ないか心配だから検証してみた」で解説します。

そもそも圧縮する必要があるか？

今回、圧縮袋の実験のために用意した衣類がこちらです。

圧縮の実験なので比較的ボリュームのある秋冬ものの衣類が中心になっています。
これらを使ってまず始めに確認したいのが、圧縮する前のそのままの状態での商品の厚みです。
メルカリで商品を圧縮袋に入れる目的は
圧縮して薄くすることで「ゆうパケットポスト」で配送して送料を安くすることです。

例えば下のセーターを普通に梱包して配送する場合、

このセーターはおそらく60サイズの配送方法になります。

60サイズの送料は750円です。
これがもし、圧縮袋に入れることでゆうパケットポストで送れた場合、
ゆうパケットポストなら、送料215円、シール代5円、さらに圧縮袋代を 仮に70円としても合計290円。
60サイズで送るよりも460円も安くなります！

圧縮袋を使う目的は「送料を節約するため」だとすれば、
圧縮しなくても「ゆうパケットポスト」で配送できる商品なら圧縮する必要はありません。

ということで、始めにそれぞれの衣類の厚みがゆうパケットポストで配送可能かどうか調べてみます。

ゆうパケットポストで配送可能なサイズは

ゆうパケットポストで配送するためには
3辺合計60cm以内、長辺34cm以内、かつ郵便ポストに投函可能なサイズでなければなりません。

荷物の厚みに関しては数字で示されておらず、ポストに投函可能なサイズとなっています。
ポストに投函可能な厚さはどれくらいか？

郵便ポストにはいろいろ種類があります。
そしてポストによって投函口のサイズが若干異なります。
よく利用するポストの投函口のサイズを知りたい場合は郵便局アプリで調べてみましょう！

ポストの投函口はどの種類のポストでも高さ３cmはあるので、荷物の厚さが3cm未満ならどのポストでも投函可能です。
そして種類によっては４cmの厚さでも投函可能なポストがあります。

今回の検証では、投函口の高さ４cmのポストから発送すると仮定して、衣類の厚さが４cm以内かどうかを調べます。

厚みが４cm以内かどうかの調べ方

厚さが４cm以内かどうかを調べるためにはCDを使います。
CDを４枚重ねて左右に置き、その上に定規を立てます。

この時、机から定規までの隙間が約４cmになっています。
つまりこの隙間を衣類が通過できれば厚みは4cm以下、ポストに投函可能と判断することができます。
厚み４cm以下なら圧縮しないでそのまま梱包してもゆうパケットポストで配送できます。

それでは、これらの衣類が厚さ４cm以内かどうかを調べていきます。

まずは商品（衣類）の厚みが４cm以下か確認する

１着ずつ確認していきます。
最初はこのセーター。

メンズのセーター Lサイズ。
参考までにこのセーターの素材は、カシミア65% ウール35%です。
かなり柔らかい手触りです。
このセーターの厚みを確認してみます。

簡単に定規の下を通過しました！
ということはこのセーターの厚みは4cm以下です。
圧縮しないでこのまま梱包してもゆうパケットポストで配送できます。

次はこのトレーナー。

これもメンズのLサイズ、材質は綿（コットン）100%です。
厚みを確認してみます。

少し最後に首元の部分が定規に引っかかりましたが、問題なく定規の下を通過できました！
このトレーナーもこのまま梱包してもゆうパケットポストでいけそうです。

３着目もトレーナーです。

メンズLサイズ、素材はコットン65% ポリエステル35%。
１つ前のトレーナーと似ていますが、素材の違いで表面はより滑らかです。

軽く引っかかりましたが、これも問題なく定規の下を通過したので、圧縮しなくてもゆうパケットポストで配送できそうです！

ここまで３着試しましたが、全て４cmの隙間を通過できました。
この感じだと、割と圧縮しないでもゆうパケットポストで配送できる衣類は多そうです。

続いて４着目

メンズニットLサイズ、素材はポリエステル100%。
ちょっと厚みがあるしっかりしたセーターです。

このセーターは定規の下でかなり引っかかりました。
セーターを潰しながら少しずつ動かして、なんとか抜けました。
この様子だと、このセーターをポストに投函しようと思ったらポストの前でかなり押し込むのに苦労しそうです。
このセーターは圧縮してみようと思います。

次はシャツです。

メンズのLサイズ。少し生地の厚めのネルシャツです。
素材は綿５０％、ポリエステル５０％。
厚みはどうでしょう？定規の下を通してみます。

全く引っかかることなく、定規の下を通過しました。
シャツは圧縮しなくてもゆうパケットポストで大体送れそうです。

次はこのセーターです。

メンズのLサイズ。素材はウール１００％です。
かなりボリュームがあります。見るからに厚み４cm以上はあります。

これは無理そうです。
押し潰して無理やり通そうとしてもダメです。
このセーターもこのままではポストには投函できないので圧縮して厚み4cm以下になるのか試してみます。

次はレディースのセーターです。

サイズはフリーサイズ。素材はアクリル１００％。
これもかなりボリュームがあります。
見た目は今回の中で一番厚みがありそうですがどうでしょうか？

全然ダメです。
このままだとポストには絶対入りません。このセーターも圧縮してどうなるか検証してみます。

次はパーカーです。

メンズのLサイズ。素材は綿１００％（本体）です。
パーカーはフードの部分が邪魔をしそうです。

やはりフードのところが引っかかって４cmの隙間を通りません。
このパーカーも圧縮してみます。

最後はコレです。

これはメンズのLサイズのTシャツを４枚重ねたものです。
Tシャツは１～２枚なら普通にゆうパケットポストで配送できますが、４枚セットにしたら結構ボリュームが出ます。
これが４cmの隙間を通過できるか試してみます。

ダメです。さすがに４枚も重ねると厳しいようです。
これも圧縮袋に入れてみようと思います。

ということで、この５着が厚さ４cm以上の衣類でした。

セーター３種類、パーカー１着、Tシャツ４枚セット。
この５種類を圧縮袋に入れて、厚みがゆうパケットポストで発送可能な4cm以下になるのかどうか検証していきます！

圧縮袋に入れて厚さを検証！！

これから厚さが４cm以上だった衣類５種類を圧縮袋に入れて、厚みを確認してみます。
まずはこのセーターから。

このセーターは一応4cmの隙間を通過しましたが、セーターを押し潰しながら無理やり通過したものです。圧縮袋で圧縮したらどうなるか？
早速袋に入れていきます。

衣類を袋に入れる時には、２つ折りにして入れて袋の中で衣類を広げます。
奥まで入ったらチャックをしっかり閉めます。
メルカリ公式の圧縮袋は底側が「逆止弁」になっていて、底から袋の空気が外に抜けるようになっています。

そのため、チャック側から袋を丸めて底から空気を抜いていきます。

かなり体重をかけながら空気を抜いていくため、机の上ではなく床の上で作業は行いましょう！
床の上なら思い切り全体重をかけることができます！

かなり圧縮されて袋がペシャンコになりました。
袋がボコボコになっているので少し平らになるように整えて、これが４cmの隙間をどう通過するか確認してみます！

先ほどと同様、CDを４枚重ねて定規を立てて定規の下を通してみます！

定規に触れることなく、すっと抜けました！
逆向きから試してみても問題なく定規の下を通過しました！
圧縮する前は無理やり押し込んで通過する感じでしたが、圧縮することでポストに難なく投函できるようになりました！
圧縮成功です！

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続いて２つ目はこのセーターです。

このセーターは全く４cmの隙間を通りませんでした。
圧縮したらどうなるでしょうか？

圧縮袋に入れてしっかりチャックを閉じます。

そしてチャック側から丸めながら空気を抜きます。
全体重をかけて潰しては丸め、数回に分けて空気を抜いていきます。

さあ、厚み４cm以下になっているでしょうか？
定規の下を通してみます。

あれ？引っかかってしまいました！
これはダメか！？

少しずつ動かしながら引っ張れば通過しました！
逆向きでやってもやっぱりちょっと引っかかりますが、一応動かしながら通過させることができました。
この感じだと本番ではポストに投函するときに少し苦労しそうですが、圧縮前はゆうパケットポストでは投函できなかったセーターがゆうパケットポストでギリギリ投函可能な厚みになりました！

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次はこのレディースのセーターです。

このセーターも４cmの隙間を通過できませんでした。
圧縮したらどうなるでしょうか？
レディースなので、これまでのメンズLサイズよりサイズは小さいはずですが、厚手に作られているのでボリュームがすごいです。
袋に入れて、チャック側から丸めて空気を抜いていきます。

全体重をかけながら必死で空気を抜いて、最後に平らになるように形を整えます。

では厚みを確認します！

え！？
通りません！
袋を左右に動かしながら強引に引き抜こうとしても抜けません！
向きを変えてやってみてもダメです！
このセーターは圧縮してもポストに投函できる厚みにはなりませんでした！
やはり衣類によっては圧縮しても厚さ４cm以下にならないものがあるようです。

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次はパーカーです。

これはフードの部分が引っかかってしまいましたが、圧縮したらどうなるでしょうか？
圧縮袋に入れて空気を抜きます。

圧縮したら、最後に平らに整えます。結構この平らにする作業も大変です。

それでは、定規の下を通してみます。

スッと通り抜けました！
逆向きで試しても、問題なく定規の下を通過しました。
このパーカーは圧縮したことでゆうパケットポストで配送できる厚みになりました！
圧縮成功です！

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最後はTシャツ４枚セットです。

これは圧縮する前にTシャツの重ね方を工夫します。
上の写真のように同じ向きにTシャツを重ねてしまうと首元の分厚い部分が重なってしまってその部分に厚みが出てしまうと思うので、交互に向きを変えて重ねて少し厚みが均一になるようにしておきます。

それでは圧縮します。

流石にTシャツ４枚だとあまり潰れてる感じがしません。
圧縮作業はなかなか体全体を使った大変な労働です😅

さぁ、厚さ４cm以下になっているでしょうか？

すぐに定規に引っかかってしまいました！
逆からやっても引っかかって抜けません。
残念ながらTシャツ４枚セットは圧縮してもゆうパケットポストでは送れないようです。

検証結果

これで５種類の衣類の圧縮が終わりました。
今回の検証のポイント
圧縮袋を使ったら梱包サイズが小さく（厚み４cm以下に）なって「ゆうパケットポスト」で安く配送できるのか？の答えは！？

５種類のうち３種類の衣類が圧縮して厚さが4cm以下になり、
ゆうパケットポストでの配送が可能になりました！

ただ、衣類によっては圧縮しても厚さが４cm以下にならないものもあるので
圧縮袋を使ってゆうパケットポストで配送したい場合は
出品前に商品を圧縮袋に入れてみて厚さが４cm以下になるのかを確認しておく必要がありそうです。

ここまでで圧縮袋の検証は前半終了です。
次回は、圧縮袋を使う上で２つ目のポイント
圧縮袋を使ったら開封したときにシワくちゃになって商品価値が下がってないか？
をレポートします！

今回圧縮した５種類の衣類をこのまま圧縮された状態で１週間開封せずに置いておき、１週間後の衣類の状態を確認します。
シワくちゃになってないか！？

後半もお楽しみに！！

ここまでお読みいただき、ありがとうございました！